2024.07.11(木)17時現在、雨、29℃
7時20分、雨模様の朝となりましたが、体育館で軽快に走る野中生がいます。
愛媛中学駅伝に向けたアスリートたちです。今朝はペース走でしたが、皆、目標タイムに合わせながらすてきな汗をかいていました。走ることを自ら選び、チャレンジしようとする生徒を私は尊敬します。中学時代が一生の中で一番持久力が伸びる時期です。心身ともに鍛え上げられながら、野村中学校の代表として出走する日を夢見て頑張ります。
4時間目は2年生の水泳の授業でした。
ウォーターボーイズ&ガールズ!!開始早々、嬉々として本当に楽しそうな様子。授業内容は「水球」でした。
相手の陣の飛び込み台近くにいる味方に、うまくボールが渡れば得点ゲット!
ただ水の抵抗はなかなかのもので、ボールを投げたり、落下点に移動したりが大変で、簡単なようでうまく運べません。
楽しみながらのかなりの運動量!!この後の給食でエネルギーチャージです。
5、6時間目は「薬物乱用防止教室」が開かれました。愛媛県赤十字血液センターより外科医の松坂ドクターにお越しいただき、「いのちを大切に」というテーマのもと講演していただきました。
内容は薬物に関することだけにとどまらず、スマホ依存やゲーム依存、それにともなう脳や発達への影響など、多岐に渡りました。若者の感性もよく理解されており、さすが賢明な方だな、という印象でした。
「愛の反対は無関心である」、この言葉を皮切りに講演が始まりました。
南海トラフ巨大地震のことを例に挙げられ、知ろうとしないことこそが後々、自分の人生にとって大きな痛手になるということが問題提議されました。
今の自分を知ること…、続いてはスマートフォンの利用について言及されました。野村中生の多くがスマートフォン等、自分専用の機器を所持していることが分かりました。講師の先生によりいくつかアンケートをしたところ、多くの生徒がそれぞれの項目に該当し、つまりは、「スマホ依存」になっている、またはなりかけているという実態が分かりました。熱心に聞き入る生徒の中には一生懸命にメモをする者が多く、自分事として考えている様子がうかがえました。
SNS、Youtube、オンラインゲーム、課金…現実を取りまく「正と負」の力が入り混じります。
デジタル社会に生きていかねばならない現代社会。うまく使えば自分にとってプラス、ネット依存に陥れば大きなマイナス…。
考えさせられる内容ばかりです。
外科医のドクターの言われることです。数値に裏付けられた内容は疑いようのない事実です。学力低下、心身の健康の喪失、知能の低下…。薬物に手を出すのも、ネット等の依存症になるのも、脳にとってはどちらも悪影響ということでした。生徒は自分の生活を振り返りながら、食い入るように話を聞きます。
けれど、この世界に夢と希望をもって生きていかねばなりません。マイナス要素に対しても、自分の可能性を信じて、「なりたい自分」に近づけていかねばなりません。
ネット環境に利用されるのではなく、自分が効果的に利用する!けれど、衝撃だった「インターネット習慣と3年間の脳容積の変化」のデータと事実は決して忘れてはいけませんね。
今まさにスマホやゲーム環境まっただ中だろうと思います。家に帰れば、ついつい多くの時間を費やして…。
「スマホの時間を減らすコツ」、自分とご家族とで家庭内のルールや自分でのルール決めを再確認する時かもしれません。
人生はすばらしい!人生をすばらしくするためにも自分の、自分だけの可能性は最大限に伸ばしたいもの!!
今日の「薬物乱用防止教室」を経て、充実した夏休みにしてください。授業日数も残り5日となりました。